偽双子|小島みなみと小島みなみと同一人物性愛 4

から続く。

彼女は、いつも〈何かが欠けている〉と思っている。

寝ているとき、食事しているとき、本を読んでいるとき、
あるいは友だちと話していても、からだに見えない穴がぽっかりと空いているような気がする。

じぶんは、何かを失くしたんじゃないだろうか、と思う。

じぶんの一部がない。
そういう気がするのだ。

どこかに失くした部分というのがあるんじゃないかと思っている。。

それは、どこか別の世界にいる私のことなんじゃないのか、と彼女は思うのだ。
私は何らかの力で引き裂かれて、分けられた〈自分〉は違う世界に取り残されたのではないかと。



彼女は白昼、幻視することがある。
それは、
ふたりの〈わたし〉が一緒に日々を送る、さまざまな場面だ。

なぜか、何もしないで二人で寛いでいる場面ばかりが思い浮かぶ。

「ひまだね」
「うん、ひまだね」
「やることないよね」
「そうだね、なんかいい感じ」
「あのね」
「うん」
「ぎゅっとしていいかな」

そう言ってわたしは服を脱いだ。

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偽双子|小島みなみと小島みなみと同一人物性愛 1