小島みなみ×小島みなみ。

私が二人いるという状態。
ちょっと慣れたかもしれないね。
それって、(たぶん)いいことのような気がする。
そうね、もしこれがお互いに〈この、ニセモノ〉なんて言って喧嘩したら、それは良くないことよね。
自分を嫌いになるってことだもんね。
自分で自分を傷つけるわけでしょ。

叩いたら痛いでしょ。
痛いのも共有するのかな。
試してみる?
片方の小島みなみは、もう片方の小島みなみの額にデコピンをする。
あっ。
すると、どっちの小島みなみもびっくりした顔をする。

と、いうことは。
快感も。

 









これは、会話ではなくて、〈思考の流れ〉と称すべきものなのかもしれない。

 






小島みなみ×小島みなみは、ずうっと続くシリーズになります。昔創ったのも、新しいのも楽しんでください。