秘書は、

「私たちは、小島みなみさんの身に起こった変化に立ち会いました。これも縁だと考えています。
おふたりの安全と今後の生活については、私どもが保証します。ご安心ください」
そう言い残して去った。

ふたりの小島みなみは黙っている。
黙っている。
が、緊張に耐えきれなかったみたいで、ふたり同時に笑い出した。
おたがいの意識が流れてきて、それは〈安堵〉を指し示していた。

小島みなみが小島みなみと一緒にいるのは「現実」だとわかったのは、安心だった。

あとね、面白いんだと思う。
面白いよね、だってね、自分が二人になるなんて、めったにないことでしょ。
めったにないっていうか、ほとんどないもんね。

おしゃべりを始める。
自分の声の響きが好きなので、ふたつの肉体は快感にふるえている。







ちょっと楽しくなってきたよ、ふたりいるから。
ほんと、そう。






このシリーズは、以前創った素材をもとにしてもう一度創り直している。

小島みなみ

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