偽双子|小島みなみと小島みなみと同一人物性愛 6
から続く。
同じ人間が出会って、たくさん写真を撮った。
そんな様子です。
微妙に様子の違う本人同士がペアリングしているように見える。
これはいくつもの並行世界があって、それらの世界ではもう一人の自分と出会う彼女たちがいるのだ。
そういった写真を集めたと思ってほしい。
みなみはみなみと邂逅する。
最初に、お互いの写真を撮った。
撮った写真をみると、どう見たって自分だ。そう再確認する。
彼女たちは言葉を交わさないでいる。
控えめに目の前にいる〈自分〉をチラチラと見ている。
これがあたしなんだな。
こんな顔で、こういう感じなんだな。
鏡で見るのとはなんか違う。
「ねえ」
「はい」
「触ってみたいよね」
「触ってみたい」
「いいよ、どうぞ」
片方の〈私〉がおそるおそる、腕に手を伸ばす。
もう一方ももう片方の腕に手を回してみる。
あちこち触っては手を引っ込める。
数分経過してたがいに胸に手を伸ばしてみる。
わたしは今、わたしと一緒にいる。
これからどうしようかな。
区役所とかに行かないと行けないのかな。
「すみません、わたし、2人になったんですけど」
これを作成したウェブサービスの招待状を用意したので、興味ある人はどうぞ。
Quasar から、あなたへのお誘いです!AIイラスト創作プラットフォームSeaArtで芸術作品を創作してみませんか?
https://www.seaart.ai/s/Nt9Dg5
b
コメントを残す