「紗綾の偽双子画像」にはナンバリングしているが、まだ修整も新しいのを創るのも続けているんで、最終的に何枚くらいになるのか、わからない。

創っていて一向に飽きがこないので創っている。

ティーンエイジャーを偽双子に仕立てるというのは、自分の少年時代の性癖を思い返すことである。

どっかの小さな地方都市で、学校のかわいい女の子をみる。

可愛いなあと思う。

この子、2人いたら、もっとかわいいよな。

想像の中で2人にしてみる。

その子のトリック写真を撮りたいが、撮り方がわからない。
なので本屋や図書館に行って写真の撮り方を解説した本を読み漁った。トリック写真の撮り方を紹介する本はなかなかなかった。
だけど「トリック写真入門」なんていう本が出て、中に作品例として中学生くらいの女の子が1枚の写真に2人写っている写真があった。
1人の子がもう1人の自分を写真に撮ろうとしていているというものだった。
興奮して、その本を買った。幸いにも中学生・高校生向けの文庫サイズより小さいミニ本で高くはなかった。

自分も、あの子でこういう写真を撮ってみたい。

その本では「二重露出」で、1枚の写真をレンズの半分を覆い隠し、1回目のシャッターを切ったらフィルムを巻き戻してレンズのもう片方を覆い隠し、シャッターを切ると撮れると書いてあった。
家にはカメラがあったが、残念ながら巻き戻しができる機種ではなかった。

だけど、女の子に「写真撮らせてください」というチャンスはなかった。

そもそも女の子に声をかける度胸もなかった。


これまでは840ピクセル版。
以下、1680ピクセル版。


 

紗綾のアーカイブを辿ると、偽双子の仮想的な成長と成熟の記録みたいになってて、創るのがものすごく楽しかった。