おれは、ヴィジュアルとして露骨に性的な表現を積極的に好きではない。
いや、むしろ他愛のないヴィジュアルを見て不埒な妄想にふけるのが大好きだ。

ruri×ruriのシリーズは、自分大好きな女の子が自分が二人いるというシチュエーションでどんな行動を取るのか、二人はお互いをどう思うのかを妄想しながら創ったものだ。
つまり、おれのいやらしい妄想を画にするという試みをしている。
いや、このあとに続く画を妄想するための起爆剤として、偽双子画像を捏造した。

 


女の子と久しぶりに会うことになった。
ある日、見覚えのないアドレスからメールが来たのだ。

タイトルは、
「覚えてる?瑠璃です」
そう書いてあった。
迷惑メールかと思ったら、すぐ同級生の女の子のことを思い出した。

瑠璃は幼稚園から中学まで同じ学校に通った幼なじみだ。会うのは6年ぶりくらいになるだろうか。
彼女は金持ちの家の娘で、学校一の美人という評判で、ワガママなことでも有名だった。
中学の頃に、何回かデートしたことがあるが、いつも30分ほど遅れてきて、ごめんなさいのヒトコトもなく、にっこりと笑みを浮かべるだけだったのを思い出す。
それを許したくなるのは、彼女の笑顔がとても魅力的で文句をいう気をなくしてしまうからだ。

彼女は中学3年の夏休み前、転校していった。

メールを読むと、会いませんか、と書いてあった。
ひさしぶりに、そちらに行きます。昔ばなしでもしませんか。

で、会うことになったのだ。

待ち合わせは海岸にある公園で、彼女は(やはりというべきか)30分遅刻してきた。
昔と同じで、笑顔を浮かべるばかりだ。
ただ、昔と違っていることがあった。

彼女がふたりになっていた。