小島みなみ×小島みなみ。

さわりっこ、くすぐりっこやなんかを続けてるうちに、ふたりの小島みなみは、ちょっと肌が上気してちょっと甘えるような声が出てることに気がつく。

 






これが〈ふたり〉にとってはものすごく奇妙な感覚なのだ。
ふたりは、なんかつながっている感じがしている。
心も、肉体もだ。
〈考え〉が頭のなかで、キャッチボールでもしているような感じ。
だから、くすぐったさだとか、さっきから感じている、からだの一部が火照って来る感じが自分のからだと、ちょっと離れた場所で少し遅れて同じ感じを味わうというのが不思議というかおもしろいのだ。ふたりは理屈なんてもうどうでも良くなって、たがいのからだに手を伸ばす。
あ、と声が出て、それは完璧にシンクロしている。