〈美人のふたり〉を想像する。

それも20代半ばくらいの美しいふたり。
パーフェクト・ツインズともビューティフル・クローンズとも呼ばれる、ふたり。
そっくりでまるでまったく見分けがつかない。
同じ人物がふたりいるとしか思えない、ふたりの美人。

そんな美人たちとの邂逅を思いつつ、創った。
どこかの島のビーチで、デッキチェアに座って、ふたりの滝沢乃南が戯れる様を見ながら、だらだらと酒を飲んでみたい。







うだるような盛夏の昼下がり、ふたりの乃南はからだを合わせる。
ふたりの汗が交じり合う。乃南と乃南はおたがいの唇を重ね合わせ、右手をもうひとりの自分の気持ちのいい場所へと這わせ・・・

約10年間以上、〈ふたりの滝沢乃南〉の姿を追いかけた。
おれは、やはり滝沢乃南がふたりいて戯れている様子を想像するのが大好きなんだと、改めて気がついた。



彼女は、すでに芸能界から消えた。
輝きを持った子だと個人的には思っていた。けれども、時代のニーズには合わなかったのだろうか?
集団で登場してテレビや雑誌のグラビアページを独占するグループアイドルの構成員を見ていると、おれの美的感覚はもはや時代に合わないのだろうかと思ったりもする。これにキレイ、だとかかわいいという言葉が当てはまるとは思えない人たちだらけでいったいどうなっってるのだろうか。

もう彼女の新しいグラビア写真が撮られることはない。だから、新しい偽双子写真も創れない。
だけど、これからもおれの妄想のなかでふたりの滝沢乃南は楽しそうにじゃれあったり、怪しげに抱き合ったりしていくんだと思う。

結びにデビュー間もない頃の<ふたり>を貼る。
いや、かわいい。
やっぱりかわいい。

かわいいので、
もし新作ができたら、また貼る。

いま、また彼女を召喚して偽双子に仕立てている。 投稿をしなおしているうちに、滝沢乃南と滝沢乃南を絡ませたくなった。