疲れたとき、ぼんやりと南の島に行きたい、などと思い浮かぶ。
南の島というのはとても曖昧としたイメージで、白い砂と青い海のビーチと、濃密な緑に満ちた熱帯の雨林、そんな風景をぼんやりと思い浮かべる。
大抵は強い眠気を伴っていて、眠気とともに女の子(たち)の姿もまたぼんやりと見える。

それはここにのっけた画像のような感じだ。
その時どきで気に入った女の子がふたりになって登場する。



紗綾は南国の空気が似合う気がする。
紗綾を名も知らない南国に連れ出して二人に分けてみたい。
ふたりの紗綾を見てみたい。

ふたりの紗綾が濃密な森のなか、流れる川のほとりにいて何をするでもなく佇んでいる。
わたしたち、どうして二人になっちゃったんだろう?

ふたりはあれこれとその理由について語るが、もちろんそんなのわかりっこない。
そのうちふたりは理由を詮索することに飽きてしまってからだを寄せあってまどろみを愉しむ。