沙織と沙織は、アパートの室内では原則として服を着ないで過ごす。

観ているのは、自分と自分なので、恥ずかしさはない。
反対に、自分に裸を見られているというシチュエーションに少し鼓動が早くなる。

ふたりはからだを合わせる。肌と肌を付ける。

肌と肌をくっつけて、おたがいを〈感じる〉のが好きなのだ。
ひんやりとした肌の感触を感じると電流が走るし、体温と汗を感じるのも、とてもいい。
乳房と乳房を合わせて、たがいに伝わってくる鼓動を感じる。
後ろに回った沙織は性器を目の前の沙織にくっつける。
ざわという触感のつぎに快感に囚われた。



 



むかし公開したものを再度公開したものに加えて、新しいのも創った。