自分が自分といる。
言葉は出ずに、呆然とする。
自分を見ている自分。
自分を見ている自分?自分って?

最初は話をしてみる。

誰なの
わたしよ。
わたしもわたしよ。
わたしとわたしがいるってことね。

からだを近づけてみて、手を伸ばして触ってみる。
顔を近づけて、よく観察してみる。よく見れば、表情に不安と、かすかな恐怖が見て取れる。
急に愛おしくなって、わたしはわたしと唇を合わせた。

キスから舌を吸い合うまでは時間がかからなかった。

わたしとわたし。
本人同士の密着画像は、下に貼ったのを創ったときには興奮してしまった。